デイズその2

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ゲブル

ゲブル

このサークルに入った事で、幸一に何か害が及ばないか。これはジェスもフランクも大いに気にかけていた事だ。彼の周りは、心の広い人間が多いようだ。

(まあ、教師を志す人達だしね)

 同じ学科に所属するマナはというと、疎外とまではいかないが、親しいと言える人物はいなかった。が、何か共同で作業する時には向こうが気を遣ってくれるし、何ら支障は無い。むしろ、ジェスやフランクの方が大変だろう。

「ん? 何だろう?」

 幸一の声に、マナは思考から引き戻される。

 三つある講義棟の中央に位置する広場、そこに何百人もの人だかりが出来ていた。部活の途中なのか、ユニフォームやジャージを着ており、そこに統一性を見い出す事は難しい。だが彼等は総じてざわざわと騒がしかった。その中の一人、竹刀を持った男が二人を―正確には、マナを―穴があくほど凝視した。

 途端にざわめきは収まり、人の群れがこちらを向いた。人の波は割れるように二分される。その中央に置かれていたのは……干からびた死体だった。首筋には、指先程の穴がある。

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